地方勤務や僻地勤務でもかまわないと言ってる学生さんはまさしく世間知らずで当局にとってはいいカモとなるのだが、事態を把握してるのか心配になる。

僻地勤務でもかまわないと考えてる人は僻地についてなにを知っているのか自問自答したことはあるのだろうか。

最低でも、乗換検索による交通状況、賃貸サイトによる住宅状況、グーグルマップによる駅前の利便性くらいは調べなくては準備不足もはなはだしく、考えが甘いと言わざるを得ない。

なお、官舎はネットでも見れないし、末端職員には内部の写真はもちろんのこと住所すら非公開で実際に住むまでどんなとこかはわからない。
どこがいいかと指定することはできず、申し込み後にむこうから指定される。
住んでみたら、築4.50年、隙間風、虫だらけ、駅から離れてる、3K(世帯用は間取りが昔風で住む人がすくないので、単身者に回されてる)と散々となる。
家賃は確かに安いが、使用状況の良し悪しにかかかわらず請求される退去時の清算金を考えれば、家賃補助ありの賃貸とほとんど変わらない。

それでも僻地勤務でも採用されたいと言うなら、もう一つの障壁を教えておこう。
それは、不公平である。
裁判所には公平、適正というイメージがあるが、実際は正反対で、恣意的人事だらけである。入って同期の配属、仕事量を見るだけですぐにわかるだろう。

素人さんは次の異動で入れ替わると思っているみたいだが、全くそんなことはなく、本庁、都市部の人はそのままだったりする。

人事は公平なんて興味はなく、目的は組合切り崩し、新規加入防止、転職妨害であり、それが彼らの評価、つまり地方行き回避につながるから必死になって騙しに来る。
もちろん、表向きは、どこでもいっしょ、長い目で見れば同じ、家庭の事情に配慮している、適所適材、あなたのためを思って、などといい、なだめ、すかし、ごまかす。

結果として、転職できる優秀な人ほど損するのだが、それでもいいというマゾや組織を妄信できる世間知らずには向いているのかもしれない。