高検事務官 親睦費窃盗で停職
02月15日 18時52分
https://www3.nhk.or.jp/tohoku-news/20190215/0004567.html

仙台高等検察庁の20代の男性事務官が、職員の親睦費など合わせて40万円あまりを盗んだとして、15日付けで停職1か月の処分を受け、辞職しました。
処分を受けたのは、仙台高等検察庁の20代の男性事務官です。
仙台高検によりますと、男性事務官は去年8月から12月にかけて、みずから管理していた職員の親睦費およそ35万円を口座から引き出して着服したほか、
去年の大みそかに同じ建物にある仙台地方検察庁の事務室に侵入し、引き出しに入っていたお茶代6万円あまりを盗んだということです。
年明けに出勤した職員が現金がなくなっていることに気づき、検察が調べた結果、男性事務官が事務室に侵入したことがわかり、現金を盗んだことや口座から引き落としたことを認めたということです。
男性事務官は、「盗んだ金はギャンブルに使った」と話しているということで、検察は業務上横領などの疑いで捜査していましたが、全額弁償されていることなどから、15日、起訴猶予にしたということです。
仙台高検は15日付けで男性事務官を停職1か月の懲戒処分にし、事務官は辞職しました。
仙台高検の大図明次席検事は、「極めて遺憾であり、深くおわび申し上げるとともに再発防止に努めます」としています。