どういったことから暴力に発展するか、注意すべきリスクファクター、つまり危険要因を挙げます。
統合失調症の暴力・暴言は、幻覚・妄想が引き金になることがあります。妄想や命令性の幻聴が出てくると、当然、本人は怖いわけです。
現実検討能力が低下しているので、知覚や思考の異常による幻覚妄想を事実と誤認し、恐怖からのがれようとして他者を攻撃してしまうことがあります。
また統合失調症の症状のひとつに精神運動興奮といって、怒りっぽくなり、落ち着きがなくなって、じっとしていられない状態が起こることがあります。