萩尾さんははっきり「大泉についての願望や計画をお持ちの方に」
「企画は私抜きでおやりくださいませ」と述べています(大泉本328p)

もし今後、ドラマ化の話が起きるとすれば、「大泉サロン」は
竹宮・増山両氏による「女性版トキワ荘」「少女漫画革命」という夢から生まれ、
複数の第三者を巻き込むことで肥大化し、少女漫画史に定着しかけたフィクション
という視点から描かれるべきでしょう

そして、「風木」こそが竹宮・増山両氏にとっての「夢の子供」であり
のちのBLの端緒となったことが明らかになれば
増山さんが果たした特殊な仕事も多くの人に知られることとなり
いつか評価されることを望んでいたご本人にとって最大の手向けとなると思います