玉が木蓮を好きなのは玉の勝手なので、木蓮が気のあるそぶりを見せるから!って腹を立てるのは典型的な恋愛の逆恨みって気がしてた

大学時代の友達の木蓮への批評もピンと来なかった。読んだ当初は「美人は嫌い」ってのが印象強かったけど、「偽善的な匂い」「世間知らずのお嬢さん」ってのは、女子特有の輪に入る術を知らないってことなのかと。

世間一般だと、美人なのに面白い人を演じたり、博識なのに知らないふりを装ったり。
グループ内で片思いしてる人の相手とは関わらないとか。不安にさせないための配慮があるんだろうか

楽園でも、異端の出生でありながら、類い稀なキチェスであったのは、周囲にしても面白くなかっただろうし
そう考えると、木蓮は規格外の人なんだよね。モードの言うとおり「誰も私を理解できずにいる」という状況がほとんど常だったんだろうな。と