小松左京の「復活の日」の設定に花が嫌悪感を示すシーンがあったが、
実際に原作と映画を観てみると印象が全然違ったんだよな
あの花の言い回しだと理性を失った男たちによって女が性奴隷みたいな扱いを
されてるのかと思ったが、全然そういう感じではなく、むしろ男も女も人類が
絶滅しないように理性的にそれを選択をしてるような感じだった
その辺りの冷静なシミュレーション小説って感じがまさに小松左京的なんだが、
あの花の嫌悪感がイコール田村さん本人の嫌悪感だとしたら、
男性作家の考えた理性的な絶滅防止策に対して、女性作家は生理的に
容認できなかった、みたいな構図でちょっと面白かった
(どっちが正しいとか正しくないとかじゃなくて)