作者が太一に寄り過ぎてるってのはその通りで、小学生時代を含めて太一を描いてて楽しいんだろう
この作者、本来は千早とか新よりは太一にマインドが近い気がする
理屈抜きの情熱で生きられるのが千早や新で、そういう存在に憧れるからこそ主役に据えたんだろうけど(要は描いてみたかった)、
自分自身が情熱に理屈やらモチベ維持が必要なタイプで、だからこそ太一は描きやすい
描きやすいから思う存分描いたらたいちふるになった、みたいな感じがする

千早と新が結ばれた後も太一が2人と共もにかるたをやり続けるには、告白前までに築いて壊したものと同程度のものを再構築しなくちゃいけないと思ってて、
それやるには到達点がクイーン・名人な2人より尺がどうしても必要になる、と作者は判断してるんじゃないかな
その判断の反動が千早と新の関係の進展しなさとか、新と周防の因縁の弱さとかなのかも
でも新って因縁とかで見せ場やドラマをつくるタイプのキャラじゃないから、名人戦進んでも「新しい正統派名人の誕生」以上のカタルシスはないと思うし、必要ない気もする