「若君!私…どーしても、お願いしたき儀が」
「あの厚かましいお願いですけど、ぜひ制服デートをば」
若君「ようわからんが、引き受けた」

尊「いいんですか?制服着て学校まで迎えにきて…なんて、無理しなくていいですよ」
若君「よいのじゃ、わしはこれまで幾度となく唯に救われてきたのじゃ
向後はそれに応えたい、唯が望み喜ぶことであれば何なりと叶えてやりたい」

しえーーー、お姉ちゃん愛されてる!!

制服姿の若君、学校では、あれ誰?モデル?撮影?と大騒ぎ
唯が彼女?えーまさか、違うよね、違う違うと
「お風呂上がりの若君」「手をつないで歩いたり」「おはよう」って言ったり一緒に御飯たべたり」そう考えた夜のことを思い出した

尊が若君に、この新しい起動スイッチを解析しましたと
これはかなり時空へダメージを抑える設計になってます
だからどうにか前回は往復できたけど、次に使用したら確実に時空に亀裂が入るでしょう
つまり時空を移動する道は閉ざされ2度と戻れなくなります
おそらく次が最後の1回、それすらもうまくいくか
若君「そうか、相分かった」

この話を若君にするかどうかは迷ったんだけど
どっちを選ぶかは若君が自分で考えて決めることだから
若君はどうするだろうか
つづく