おそらく当時としては取り立てて珍しいことではなかったと思う。
むしろ公衆の面前でシャルロットが"自殺”することの方が重大。
一応キリスト教の教義では自殺は禁忌だから外聞が非常に悪い。
泣きながらもポリニャック夫人が「自殺じゃない」と叫ぶのは
外聞の悪さを気にしてのこと。埋め合わせにロザリーを、というのも
自分の地位を守るため。

恋愛と結婚は別の世界なので(むしろ結婚したらやっと一人前と
認められ恋愛も自由になる)それはそれ、これはこれと
割り切ることを早くから覚えることになる。シャルロットはそれを
覚えきらなかったので自殺するハメに。

とわかっていてもムカつくわ、ポリニャック