◆「桜を見る会」関連で選挙法違反の疑い◆

新型コロナウイルス問題への未熟な対応で苦境に立たされている安倍が、今度は法曹界から告発される危機に瀕している。

『桜を見る会』を追及する法律家の会は、21日にも安倍首相と後援会幹部2人について、公職選挙法と政治資金規正法違反の疑いで東京地検に告発状を提出する。
法律家の会に所属する弁護士や法学者など約500人は、「問題のホテルで1人当たり5000円で集まりを行うことは不可能であり、また、この会自体が政治資金報告書に記載されていない」としている。

これに先立つ15日には、松尾邦弘元検事総長ら検察OBの14人が「政権の検察懐柔」と批判されている検察庁法改正案に反対する意見書を法務省に提出した。
松尾元検事総長は1976年に田中角栄元首相を逮捕させた「ロッキード事件」の担当検事だった人物で、法曹界で影響力が大きい。