歌手の氷川きよし(42)が英国の伝説的ロックバンド・クイーンの代表曲「ボヘミアン・ラプソディ」をカバーすることが9日、分かった。
氷川が洋楽をカバーするのは初めて。
11、12の両日に行われる「氷川きよしスペシャルコンサート2019〜きよしこの夜Vol.19〜」(東京国際フォーラム)で初披露される。

 亡くなったフレディ・マーキュリーさん(享年45)のせつない歌声が響く名曲を、演歌界のプリンスが表現する。
関係者によると今年3月、日本でも大ヒットした映画「ボヘミアン・ラプソディ」を氷川が観賞し、フレディの半生に感動。
それを以前から交流のあった作詞家で音楽評論家の湯川れい子氏(83)に話したことがきっかけになった。
クイーンと独自のパイプを持つ湯川氏が9月に原曲に忠実に訳詞をつけ、10月にメンバーと接触。
正式に日本語訳詞で歌う許可をもらったという。

 今年、デビュー20年目の節目を迎えた氷川。ライブでパワフルにロックを歌ったり、斬新な衣装でプロ野球の始球式を行うなど「ありのままの自分」を表現している。
今回のカバーについて、「『ボヘミアン・ラプソディ』の日本語訳詞を見た時に自分自身の心にスーッと歌詞が入ってきました。命に染みたというか…」とコメントした。

 初披露の場となる「きよしこの夜」は、氷川が一年の集大成として毎年行っている公演。
「この素晴らしい楽曲を皆さんの心にもお届けできるよう、一生懸命歌いたいと思います」と意気込んでいる。
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