30代の男性2人は15年春から同小に在籍。
(蔀)は18年度、校内でのセクハラまがいの発言のほか、
先輩教諭へのなれなれしい口調や呼び捨てが問題化した。
学校は個別の指導や職員全員への研修をしたが、問題行為はその後も続いた。

プロレス技をかける▽ロール紙の芯で殴る
▽車の上に土足で上がる
▽同僚女性にLINEで性的なメッセージを送らせる――などの嫌がらせ行為を繰り返した。

(柴田)は、この教諭の行為をはやし立て、自らも暴言を浴びせたり、書類を投げて渡したりしていたという。

 被害教員と同じ17年春に着任した(長谷川)は「クズ」「犬」などの暴言をはき、
懇親会の席で飲酒を強要するなどした。

 翌18年春に着任した(佐志田)も加わり、暴力や暴言を繰り返した。
複数の加害教諭が、被害教員に激辛カレーを無理やり食べさせたのはこの年9月の出来事だった。

年末になり、被害教員が意を決して当時の校長(今春に異動)に被害を相談しようとしたが、
この前校長は「(加害教諭に)お世話になっているやろ」と話をさえぎり、取り合わなかった。