布が高かったので褌は貴重品だった。普段は下着をつけていない人も多かった。
褌自体持っていない人も珍しくなく、どうしても必要なときは貸し褌屋を利用した。
褌をしているとみんなに自慢できるので、わざと尻はしょりをして「俺は褌絞めてるぞ」と見せびらかしていた。
西郷家は決して裕福ではなかったので褌を持っていなかった可能性もある。