きれいねと言った 君がねと言った
一枚のパンティあなた笑ってる

さしだすひとひら 大きな手の中
目をあげた向こう あなた被ってた

5年前 何も知らない太った私
だからただ 痩せてくのに微笑んだ
5年前 出逢いは何げなく
二人をつつみこんで 暗い罪の海へ
すべるようにこぎだした

キツいかと言った キツいわと言った
つよい副作用 抱きしめられた

5年前 かけだす心を とめるものはなく
息もつけない程に 夢中だった
5年前 アレだけでみたされ
あたりまえのように この事だけは
隠し続けると 決めていた

そして今 あなたの背中を見送りながら
めぐるのはやはり 家族の事ばかり
悲しいとかつらいだけじゃなく
人も何もかも変わってゆくと
ちゃんとうけとめる
6年目・・・