35歳フィリピン人男を逮捕=13年前の女子大生殺害−2人国際手配・茨城県警
2017年09月02日18時39分

茨城県阿見町の茨城大農学部2年原田実里さん=当時(21)=が2004年に殺害された事件で、
県警捜査1課などは2日、殺人などの容疑で岐阜県瑞浪市祖父江、フィリピン国籍の工員ランパノ・ジェリコ・モリ容疑者(35)を逮捕した。
共謀したとみられる同国籍の33歳と31歳の男2人は出国しており、今後、国際手配する。

捜査関係者によると、モリ容疑者は事件当時、原田さんの自宅アパートの近くに住んでいた。調べに対し容疑を認めているという。
モリ容疑者の逮捕容疑は、04年1月31日午前0時〜6時半ごろの間、男2人と共謀し、茨城県美浦村で原田さんの首を圧迫して窒息死させた疑い。
原田さんの遺体は同日午前9時ごろ、1人暮らしの自宅アパートから約6キロ離れた美浦村の清明川で発見された。
遺体発見現場から自宅を挟んで逆方向の同県土浦市の空き地では、原田さんの自転車が見つかった。
原田さんは同30日夜、友人の男子学生と自宅で一緒に食事するなどし、31日午前0時ごろ外出。その後に事件に巻き込まれたとみられる。
遺体の解剖の結果、首を絞められ窒息死し、その後、刃物のような物で首や腕、胸から腹などを切られたことが判明。死亡推定時刻は31日午前0〜3時だった。
自宅の検証では、室内に争ったような跡や血液反応はなく、県警は自宅以外の場所で殺害されたとみて捜査していた。(2017/09/02-18:39)