決勝放送日当日になってしまいましたが、来期の出場者を予想してみたいと思います。

残り48人の日本棋院と関西棋院の人数比は36:12。
まず、日本棋院の36人を予想。
タイトルホルダー
1芝野(名人、王座)
2羽根(碁聖)

女流タイトルホルター
3藤沢(女流立葵杯、女流名人)
4上野(女流本因坊、女流棋聖)

ここまでが無条件で選出。
残りの女流枠2名も日本棋院から、棋聖戦Cリーグの5謝と、挑戦者決定戦3度進出した6鈴木歩となると予想。

まず、タイトル戦出場者からは棋聖戦挑戦者の7山下、名人戦で芝野に敗れた8張栩、
本因坊戦挑戦者の9河野臨、碁聖戦で羽根に敗れたものの天元戦に挑戦した10許。
次に三大タイトルの各リーグから、棋聖戦Sリーグの11高尾・12蘇。
名人戦リーグから13鈴木伸、14孫、15六浦。
本因坊リーグからは16志田、17横塚。前期リーグ入りしていた18黄翊祖、19安斎も昨年に4局あったので圏内か。
棋聖戦Aリーグから20秋山、21山城、22林漢傑。
続いて棋聖戦Bリーグから23本木、24大西竜、25安達、26鶴山、27小池、28沼舘、29山田規、30潘、31王銘琬、32趙治勲、33寺山までは圏内と予想。
ここで、依田の扱いだが、現在は対局停止が不執行になっているが、抽選時には対局停止になっていたと予想し、今年は不出場とする。
ラスト三枠は、まず16連勝も達成した34富士田が入ると予想。
次に、棋聖戦Cリーグ3勝2敗だが、その他棋戦で確実に本戦・最終予選に進出している35伊田が滑り込むか。
そして、依田の不出場によって空いた最後の一枠は、皮肉にもBリーグ全敗の小林覚と予想。

関西棋院の12人は、まず、タイトルホルダーの1村川(十段)。
続いて棋聖戦Aリーグの2余、棋聖戦Bリーグ3呉。
棋聖戦Cリーグから4結城、5今村俊、6中野泰、7清成、8瀬戸、9西、10古谷。
そして、天元戦で挑戦者決定戦まで行った11佐田。
最後の一人は姜との比較で、名人戦で最終予選進出し、碁聖戦でも本戦に進出した12洪爽義と予想。

日本棋院枠は、張豊猷・石田・鶴田・関航・(依田)が落選。
変わって、横塚・安達・沼舘・潘・寺山が入れ替わって選出。
期待の若手の大竹・広瀬は来年は出られそう。
一方、伊田は今年が正念場。昨年ほとんどの棋戦で本戦ないし最終予選まで出場していたので、
圏内と見たが、今年も棋聖戦Cリーグのため、同じ成績が今年も求められる。
趙治勲や王銘琬といったベテランも、Cリーグに落ちてしまったため、そろそろ出場が厳しくなってくる。
関西棋院枠は、あまり入れ替わりがなく、藤井が落選、坂井が休場。
変わって、古谷・洪爽義が選出。
若手の台頭はもう一息というところか。

シード予想は、
Aシード井山・一力・芝野・羽根。
Bシード村川・張栩・許・河野。
Cシード山下・高尾・余・志田・黄・本木。

顔ぶれは昨年と変わらない。鈴木伸も候補に挙がったが、大三冠以外の棋戦の成績が振るわずシード入りを逃したと予想。
賞金ランキング的には、山下が河野より上だがNHK杯は七大タイトルの分であり、
阿含桐山杯で河野が予選敗退している分、河野が七大タイトルでは上回ると予想。