終局処理後の話ではそれでもいいけれど、
終局処理は勝敗を決めるための目数差を出すためで、
4目と3目が数字として正しいということではなくて、
1目差である。ということが終局処理で行われる。

例えばだけど、すごく長いコウ争いで石が足りなくなったら、
アゲハマを同じ数だけ交換して打ち続けるとかもある。
その対局の終局処理後の地は正しくないか。というとそうはならない。
アゲハマが多すぎて埋められない事すらあるしね。

問題も終局処理後じゃなくて終局図までの話だし、
数え方はどうあれ、重要なのはあくまでも目数差だったりする。
だから終局処理後までを想定せずに省略した形で数えて構わないというか、
多分大半の人がそうしている。


五路くらいだとそうでもないけど、
目算や形勢判断では終局処理後までなんか想定しないというか、
その終局前にわかるためにやってるんで、
ここ何目ここ何目って足し算していく中で、
アゲハマ分で引き算するのは思考的につっかかるんで、
アゲハマは地として加算して考えるのが普通かな。


終局処理メンドクセ。が今の日本ルールの元みたいなところもあるんで、
慣れてくれば問題と同じように終局処理前で数えるようになってると思うよ。
それに中国ルールだと終局処理での数え方自体が違うしね。