王冠戦、挑戦者に中野九段

囲碁プロ棋士の中部ナンバーワンを決める第59期王冠戦(日本棋院中部総本部、中日新聞社主催)の挑戦者決定戦が11日、
名古屋市東区の同総本部であった。中野寛也九段(49)が高橋真澄三段(29)に白番中押し勝ちし、伊田篤史王冠(24)への挑戦権を手にした。
挑戦手合一番勝負が11月25日に同総本部で行われる。

 本局は高橋三段が序盤を優位に進めたが、中野九段が相手の中盤の疑問手をとがめて、逆転勝ちした。対局後、中野九段は
「ここ最近好調な伊田王冠にやられているので、お返しをしたい。挑戦手合ではいつも通り自分の碁を打てれば」と話した。

 中野九段は広島県出身で島村俊広九段(故人)の門下。7大タイトルの十段戦で挑戦者になった実績があるベテランで、
王冠位は1997、98年の2期獲得している。

http://www.chunichi.co.jp/article/igo-shogi/news/CK2018101202000198.html