伝説の棋士の孫娘が囲碁のヒロインに 中卒選択は迷いもせず

現在は高校1年の年齢だが、進学はしていない。「囲碁一本がいいので。高校に行くかどうかなんて、迷いもしませんでした」。
可愛らしい顔の奥には、しっかりとした自分の意思があった。

 名人などタイトルを獲得する超一流棋士は、ほとんどが中卒だ。有望な棋士ほど義務教育のうちにプロになって、
サラリーマンの平均給料に近い、いや、それ以上の対局料や賞金を獲得する生活が10代のうちに始まる。

 たとえば現在トップ棋士の井山裕太六冠は25歳。昨年の賞金総額は1億6000万円だ。
進学しないというのは、生活に困らないというのもあるが、なにより、若いときに囲碁に打ち込むことは、勝負師にとって大事なことのだ。
真剣勝負、勝つこと、負けること、研究……10代での経験すべてが血肉となり、棋士としての将来を決めるといってもいいだろう。

http://www.news-postseven.com/archives/20140720_267115.html