>>48
まず大事なのは、囲碁は急に強くならないので気長に構えることですね。

その上で、もし早く棋力をあげたいなら、布石の勉強を中心にするといいと思います。
『ひと目の布石』や『布石のベスポジ』などの初段前後くらいまでの布石の本をしっかり読み込むといいでしょう。
中盤で遅れを取り戻すために無理な手を打って、生きるか死ぬかのめちゃくちゃな碁になることが少なくなります。

本格的に棋力を上げたいならやっぱり詰碁です。
経験上、難しい問題を考えて解くよりも、簡単な問題を自分ができる限界のスピードで解いたほうが読みと死活の力が上がります。
注意点は、問題を解く時に石を置いた後の映像をしっかり頭のなかに思い浮かべることです。
上達すると、つい急所だけを頭の中で指摘して問題を解いた気分になってしまいますが、どんな問題でも完全に正解図を思い浮かべなくてはいけません。
この方法で勉強すると、思いのほか負担が大きく、質問者の方は初級者レベルの詰碁ですらきつくて挫折しそうになるかもしれませんが努力と継続あるのみです。

私は上達の壁にぶつかった時、この方法で『ひと目の詰碁』などの、もはやバカにしていた初級者レベルの詰碁を
毎晩寝る前に頭がフラフラになるまで限界ギリギリのスピードで解き続けたら、1ヶ月程で簡単に壁を超えることができました。
ちなみに、詰碁の本はできるなら何百周もすべきです。完全にできる問題でも極限までスピードを上げて何百周もするのです。同じ本でも読みの力は上がります。そして詰碁を頭のなかで再現できるようになります。
はじめは本当に簡単な詰碁の本しかこの勉強法で解くことができませんが、何十周もしているうちにワンランク上の詰碁もなぜか簡単に解けるようになっているので、高速回転させる詰碁本のレパートリーをどんどん増やしていけるようになります。

ちょっと過激な方法かもしれませんが嘘だと思ってやってみてください。壁を乗り越えることができると思います。
ただし、最初に言ったように囲碁は急には強くなりませので気長に頑張ってください。