シード棋士の選定において、過去に例を見ない非常に醜い国際棋戦だ
前回優勝者は当然として、前回最下位の井山がシードされていることだ

主催国の棋士が優遇されるのはいいが、それはあくまで出場枠としてだ
今回の棋戦で言えば、例えば出場枠7人として、
前回優勝者、日本3人、中国・韓国・台湾各1人の計7人とするのが普通だ

問題は、主催国の棋士は、一回戦での同士討ちを避ける組み合わせとするが
これでは日本が決勝に進める可能性が、現状ではとても低いということだろう

これを避けるため、井山を二回戦シードとする異例のシード選定をすることで、
同じ山に日本と台湾が入れば、
日本の決勝進出の可能性が残るとの思惑があると思われても仕方がない

中韓では多くの国際棋戦を主催しているが、あくまで出場枠での優遇措置だ
中韓がそれを承知で棋士を送るのは、日本がどんな方式を採用するにしろ、
結局優勝賞金は獲得できるという自信の表れであろうか

むしろ、このような異例のシード選定を採用せざるを得ない日本への
中韓の視線が気になる
(一介の囲碁ファンより)