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特集ドラマ『うつ病九段』制作開始!
【あらすじ】
2017年7月。順位戦で先崎学九段(安田顕)は突然、思考停止に陥った。盤面に集中
できず、死のイメージが頭をかけめぐる。そのころ将棋界は不祥事に見舞われていた。
将棋連盟で広報を担当していた先崎は対応に追われ、さらに映画の監修も担当。
その合間に盤面に向かうという、休みのない日々を送り、うつ病を発症した。
先崎は精神科医の兄・章(高橋克実)が推薦した病院に入院。担当医は長期の休養と、
当面の将棋禁止を命じた。極度の集中力を強いる将棋は、治療の妨げでしかなかった。
囲碁のプロ棋士でもある妻・繭(内田有紀)は、同じ勝負師としてその復帰を信じ、
娘・春香(南沙良)とともに、先崎を必死に支える。壮絶な闘病の末、気力が回復した
先崎は退院。一方、繭は先崎のリハビリの場も兼ね、将棋囲碁教室の開設準備を進めて
いた。そのオープンの日、先崎も招かれ、若手棋士による対局セレモニーが行われた。
それを見た先崎は衝撃を受ける。まるで異世界のゲーム、うつ病で将棋のルールを全く
理解できない頭になっていたのだ。