ソティス「ほれ、これをやろう」
ベレト「花か?しかしなぜ…」
ソティス「今日の祝日はあれじゃ、勤労感謝の日とかいうやつなのじゃろ、お主は普段から真面目に仕事を頑張ってるようじゃからわしが労ってやる」
ベレト「…そうか、ありがたくもらおう。これはテーブルに飾って…ちょうどいい、食事にしよう」
ソティス「む、何やら今日は豪華そうじゃのう」
ベレト「勤労感謝の日の由来は知っているか?」
ソティス「いや、知らん。わしが寝てる間にできたんじゃろ?普段仕事を頑張ってる者を労うとかそんなのではないのか?」
ベレト「今はそれで間違ってはいない。だが実は五穀豊穣の祭りが由来なんだ」
ソティス「ほう、そうなのか」
ベレト「昔の人間は日々の糧を得るための農耕を重要視していた、それで労働で得た生産物である天の恵みに感謝する祭りから通じて勤労感謝の日になったわけだ」
ソティス「なるほどのう、人の子もなかなかやるではないか」
ベレト「そういうわけでアルムから野菜やら米やらをもらってきた。どれも良い食材だから味は保証するぞ」
ソティス「うむ…美味い!お主の腕もあるがやはりこの季節の食材はどれも美味いのう」
ベレト「ところで…神にも勤労感謝の日のようなものはあるのか?」
ソティス「ん?どうかのう…他の神がどんな仕事してるとかよく知らんしの、普段も適当に集まって話するとかじゃし…まあ何か問題があったら動くとかそういうのじゃろ」
ベレト(神の方がゆるい…)