ベレト「…ヘクトル、相談がある」
ヘクトル「な、何だよ…神妙な顔して…俺が相談に乗れるようなことあったか?」
ベレト「弁当のおかずは何が好きだ?」
ヘクトル「は?どういう意味だ…?」
ベレト「いや、弁当のおかずで好きなのは何かってことだ」
ヘクトル「あ、ああ…まあ…豚カツとか」
ベレト「豚カツか…それは一昨日作ったんだよな」
エフラム「あの…いったいどういう…」
ベレト「弁当のおかずをどうしようかと思ってな…俺だけなら適当に決めればいいがレアとソティスの分もあるからな、毎日違うものを用意してやりたいだろ」
リン「兄さんってお嫁さんのお弁当も自分で作ってたの…」
エフラム「それならアイク兄上やベレス姉上に聞けば…」
ベレト「もう聞いた。あいつらは俺と同じで何でも食べるから逆に何を食べたいとか出てこないんだ。エフラムは弁当なら何がいい?」
エフラム「そうですね…肉以外なら…白身魚のフライとか…」
ベレト「それは3日前に作ったんだよな…リンは?」
リン「ええっと…鶏の唐揚げとか…」
ベレト「それは昨日作ってしまったんだよな…毎日弁当を考えるのも意外と苦労するんだ」
リン「えー…じゃあ、今の季節で美味しいものとか…」
ベレト「冬が旬のものも大体やったしな…春になれば…春…そうだ、春巻きにしよう。悪いな皆、助かった」
ヘクトル「いや…解決したならいいけどよ」
エフラム「完全に言動が主夫じみてきているな…」
リン「…本人が好きでやってるみたいだからいいんじゃない」