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エフラム「よし…これで全部だな」
サクラ「すみません、神社の仕事を手伝っていただいて…」
エフラム「気にするな、それにこれだけの量を運ぶのは大変だろう。しかしかなりの量の酒だな…」
ミタマ「御神酒として捧げられたものですけど、ここまであるとは…白夜のものだけでなくワインまでありますわよ」
サクラ「でも困りましたね、これだけあると…私たちは飲めませんし…保存ができるものではありますけど」
エフラム「いくつかアサマ殿に差し上げたらどうだ?」
ミタマ「あの人ならとっくに高くていいものから見繕って一人で酒盛りしに行きました。全くあの人は…」
キヌ「あれ?なにこれ?どしたの?」
エフラム「御神酒として捧げられたものなんだが、量があるのでどうしようかと…」
キヌ「へー、じゃあアタシが飲んでもいい?」
サクラ「本来そういうものなんでしょうけど…いいんでしょうか?」
ミタマ「まあ神様に人間の決まりごとなんて当てはまらないでしょうし」

キヌ「はふぅ…けっこうおいしいねこれ…なんかぽかぽかしてきたぁ…エフラム…ぎゅーしよぎゅー…はい、ぎゅー…」
エフラム「それはいいが…せめて飲むときは俺から離れた方が…」
キヌ「いーやー、エフラムとずっとぎゅーするのー」
サクラ「人によっては飲むと性格が変わると言いますが…お稲荷様はくっつきたがりになるみたいですね…」
ミタマ「くっつくと言うより手と足をがっしり絡めてしがみついてますが…」
キヌ「…ぎゅーだけじゃなくてちゅーもしたい…ほら…んー…」
エフラム「外してくれる気配がないんだが…これはこの体勢のまま連れ帰るしかないのか…?」
サクラ「お稲荷様が本気でしがみついてるなら私たちではどうにもできませんし…」
ミタマ「気をつけろ 酒は飲んでも 飲まれるな」