ベレト「よし、準備はいいな、出かけるか」
ソティス「うむ、手を繋ぐか?腕を組むか?それとも姫抱きが良いか?」
ベレト「…人前では最後のやつ以外で頼む」

ベレト「ん…?雨だな…天気予報では晴れだと言っていたんだが」
ソティス「むぅ…よし、そりゃっ!うむ、出かける前に戻ったぞ」
ベレト「今度は傘を持っていこう」
ソティス「1本でいいな!相合い傘じゃ!」

ソティス「か、辛!…!み、水!水!」
フリーダ「だ、大丈夫ですか?」
ベレト「だから止めろと言ったのに…調子に乗って特に辛いのを注文して…」
ソティス「ぬあああ!な、なんとか入店前に戻したぞ…」
ベレト「今度はもっとマイルドなのにしたほうがいいぞ」
ソティス「そうするのじゃ…カレーは自分にあったものをじゃな…」

シグルーン「ありがとうございました。またのお越しをお待ちしておりますわ」
ソティス「ぬうぅ…うむむ…」
ベレト「どうした?買い物が終わってから唸りだして」
ソティス「さっきの…悩んだ末に選ばなかった方が良く思えてきたのじゃ」
ベレト「…そういうのはだいたい気のせいだぞ」
ソティス「いや…冷静に考えるほどさっきのが良かったと思えてきたのじゃ…!」
ベレト「仕方ないな…さっきのも買いに戻るか」
ソティス「いや、そこまでの出費はさせられん…よし、ちぇあっ!」
シグルーン「いらっしゃいませ、本日もお越しいただいてありがとうございます」
ソティス「よし、今度はあれにするぞ」
ベレト「また別のが良かったとかは言わないでくれよ」
ソティス「大丈夫じゃ…たぶん」

ソティス「ふう…今日も有意義な力の使い方をしたのう」
ベレト「まあ…平和的な使い方だからいいか」