エリンシア「ほっ…流石にシャナムさんもそこまで腐っちゃいなかったのですね」
マルス「…まああの世紀の銭ゲバが金の成る木を自ら切り倒すような真似はしないとは思いますが」
エイリーク「それにしても、あのゲーム全年齢版が出ていたのですね。これならうちの学校の娘達も買えます」
リーフ「………知らない」
エイリーク「……へ?」
リーフ「いや知らないんだけど!?確かにPC版は僕らが作ったけど、コンシューマー版とか作った覚え無いんだけど!?」
みんな「「「ええっ!!?」」」
ロイ「(タブレットスッスッ)…でも確かに発売されてるみたいだよ。なんか『人気の後輩サブヒロイン、アイリスちゃんのルート追加。同じく人気の高いサブキャラだったレイザー先生のサブストーリーも追加』とか謳われてるけど?」
天井から出てきたナンナ「それは私達から」
床下から出てきたティニー「説明します」
普通に入ってきたミランダ「なんかナンナに呼ばれて来たんだけど、何かあったの?」
セリス「わ、ビックリした!?」
ヘクトル「なんでんな所から出てきた!?つーか俺達の会話どうやって知った!?」
リーフ「そんな事より、アレって一体どういう事なのさ!?」
ミランダ「アレ?…ああ、百合園のCS版ね」
ナンナ「ほら、リーフ様ってよく留置所に拘留されるじゃないですか。その間は新しい企画も立てられませんし、私達暇になっちゃうんです」
ティニー「なのでその間、経験を積む意味でもCSゲームの開発に挑戦してみたのです。ちょうど百合園は全年齢版の希望も多かったので」
ベレト「身内がよく留置所に拘留されるって、改めて聞くと死ぬ程情け無いな」
リーフ「う…だ、だとしても、なんで僕をハブるのさ!?僕だって制作の一員だろ!?」
ミランダ「あら、確かあのゲーム、クレジットの中にアンタの名前なかったはずだけど?」ニヤニヤ
リーフ「え」
エイリーク「そう言えばあのゲーム、女の子受けをよくする為に、リーフの名前を全部ミランダさんに変えてましたよね」
リーフ「……あ!?」
エフラム「詐欺にならないのかそれ」
ベレス「このミランダは僕の別名義です…って言い張れば何とか?まぁ大分グレーゾーンっぽいけど」
ミランダ「今回はちゃーんとクレジットに嘘偽り無いわ。まあユーザーに嘘なんてついたらいけないわよね」ニヤニヤ
リーフ「う、うぐぅ……」
アイク「成る程、勝手に名前を使われた意趣返しか」
セリカ「まあ身から出た錆ね」
リーフ「うう、そうかもしれないけど……そうかもしれないけどなんか納得いかなーーーい!!!(泣)」

クロム(というがリーフ、あのゲームのクレジットの通りミランダがやったという事は、プログラミングなんかもあの子が頑張ったという事なんだぞ。気付け!)
エリウッド(……まあ気付かないよなぁ、リーフだし)
ナンナ(ついでに言うと、シナリオの根幹はそのままにエロシーン抜いても展開に齟齬が出ないように、一から作り直すのと変わらない作業量でシナリオ構成頑張ってくれたんですけど…)
ティニー(まあ気付きませんよね、リーフ様ですし)

アルム「余談だけど、オルエンの放送の方は、シナリオ展開に対するオルエンの喜怒哀楽百面相なフレッシュで素直な反応が視聴者の心を掴み、前回とは別の方向で大好評だったそうだよ」
ティニー「こちらとしてもいい宣伝になりました。まさか初のCS版開発で製造分全て捌けるなんて、番組で紹介のお話を持って来てくれたお爺様に感謝です」