>>202便乗

オイフェ「……というわけでして」
シグルド「そうか、この前の発言からもしやと思っていたがやはりピアニーと会っていたのだな」
シャナン「もうその身で感じていると思うが、あの子との関わりは癒されるだろう」
オイフェ「ええ、例え毎日残業でも翌日元気に出勤できそうな位です」
シグルド「だからといって無理はするなよ、過労で倒れたらあの子も悲しむ」
オイフェ「はい」
レヴィン「しかし羨ましいぜ、俺もその妖精に会ってみたかったなぁ、話じゃ随分な美少女なんだろ?」
シグルド「お前は昔からの女遊びで早々に資格を失ってたからな」
オイフェ「ですが例え資格を失ってなくても会えなかったと思います」
レヴィン「何でだ?」
シャナン「その欲望にまみれた願望だ、ピアニーはそんな欲望を嫌う、純粋な子なんだ」
シグルド「現にうちのリーフは早々に嫌われ将来会えない事が確定してる」
シャナン「それでも諦めずにしょっちゅう家に来るがな」
シグルド「迷惑をかけてすまない」
シャナン「気にするな」
フィン「そうなるとナンナもティニーも……今後会えないかも知れませんね」
シグルド(リーフに報われない思いを持ち年齢を迎えそうではあるが)
シャナン(片方はエロゲの鬼、片方は腐リージだしなぁ)


アイラ「シャナンが初めて見たときは騒ぎになったが、理由が解ったら安心したものだ」
エスリン「妖精かぁ、兄さんいいなぁ、私も会ってみたかった、まぁキュアンと結ばれたのはそれはそれでうれしいけどね……て、二人ともどうしたの?」
ラケシス「……そ、その……」
エーディン「え、えーと……」

回想

ラケシス「はぁ……今日もお兄様とは結ばれず……最近はプリシラが暴走して組織を押さえるのも疲れたわ……」
ピアニー「ともだちともだち〜、あそぼあそぼ〜」
ラケシス「あらピアニー、今日もきたのね、丁度良かったわ、今お茶とお菓子を用意するから、お話しましょうか」
ピアニー「うん! おはなしきかせて〜」
ラケシス「そうね、何のお話を……」
    (な、何で急にシグルド様の事が思い浮かんだのかしら………でも、良いわね)
ラケシス「そうね、今日はちょっと違って私のライバルのお話をしましょう……私とは考えが真逆でいつも張り合うけど……気がついたら側にいる人……」

エーディン「はぁ……今日も寂しく夜勤、こんなときでも帰れば愛する夫がいるなら……シグルド様……あ、そろそろ巡回の時間だわ」
ピアニー「ともだちともだち〜、あそぼあそぼ!」
エーディン「あらピアニー、遊びにきたのね、でもごめんなさい、これから巡回なのよ」
ピアニー「じゅんかいってなに?」
エーディン「患者さん達が具合が悪くなってないか見回るのよ」
ピアニー「じゃあわたしもいくー♪ わーい、おさんぽおさんぽ、よるのおさんぽ〜♪」
エーディン「ふふ、良いわよ、お散歩かぁ、そう思うと辛い巡回も楽しいわね」

二人『あ……私、結婚(女王化)前あの子に会ってた……』
ラケシス「何故忘れてたのかしら」
エーディン「あの子のお陰であの頃頑張れたのよねぇ……このままは悪いわ……」

 その後、オイフェ経由でシグルド達からお礼のお菓子と手紙が送られた。
『忘れていてごめんね、今まで仲良くしてくれてありがとう、見えなくなったけど、私達は友達だよ』