>>478

ジェミー「ケッ、女同士で踊れるようになったからって何なんだよ、結局舞踏会が下らねえのは変わりねえだろ……相手なんざ居ねぇし」
クレア「それならわたくしと踊れば問題ないですわ!!」
ジェミー「げぇ! クレア、どうしてここに!?」
ベレス「私が呼んだんだよ」
ジェミー「な、センコー、お前何しやがった!!」
ベレス「先生にその口の聞き方は……まぁ今は良いや、実はね……」

回想

ベレス「レア様にお願いなのですが、学内で馴染めず舞踏会の相手が見付からない子のために少数で良いので学外から招けないでしょうか?」
ソティス「ベレスも生徒の為を思い言っておる、何とかできんかのう」
レア「ええ、構いませんよ、生徒の事を思っての事なら、私も協力しましょう!」
セテス「全く……ソティス様を連れてきた以上話は通ると思ったからしかたない。
    だが連れてくる相手の理由と問題ないかは厳正に調査させてもらうからな」
ベレス「構いません、無理を言っていることは承知の上ですから」


ベレス「……と言うわけ」
ジェミー「てめ……余計なことを……」
クレア「わたくしのジェミーがどこの馬とも知れぬ男と踊るなんてあんまりな話ですが女相手でも複雑そんな折に持ってきて頂いたお話、ベレス先生には感謝ですわ」
ベレス「構わないよ、彼女をよろしくね」
ジェミー「何勝手なこと言ってやがる!」
クレア「さぁ! わたくしのジェミーがダンスも出来ないなんて恥は晒せません、早速特訓ですわよ!!」
ジェミー「な、放せクレア、抱えるな! クソ、センコー、覚えてろよおおぉぉぉぉ……」
ベレス「そう言いつつも口許が弛んでたのは指摘しなくても良いよね、さて、後エフラムにも話しておくか、それならベルナデッタも踊れるだろうから」