ミカヤ「いよいよ12月、今年もあと一ヶ月ね、一年なんてあっという間ねぇ」
エリンシア「そうですわね、今年も色々ありましたわ」
ミカヤ「その中でも一番の出来事は、ベレトとベレスが帰ってきたことよねぇ」
ベレト「そうだな、久々に家族の顔を見れたのは、やはり嬉しいよ」
ベレス「学園の寮も悪くないけど、皆のいる家も楽しいよ」
ミカヤ「そう言ってもらえると嬉しいわ、そう言えば12月といえばクリスマスだけど、二人はその日家にいられるの?」
ベレト「あー、すまない、その日はガルグ=マクの舞踏会があるんだ」
ベレス「私達も教師だし参加する必要があるからね」
ミカヤ「……なんだか凄い馴染みのない言葉が出たけど?」
アイク「武闘会か……羨ましいな、俺も参加してみたい物だ」
ベレス「アイクは勘違いしてるみたいだけど舞踏会、踊る方だからね」
ミカヤ「我が家の弟妹が上流の世界にいた件……それになんでその日に?」
ベレス「その日はガルグ=マクの落成記念日でもあるんだ、他の学校でいえば創立記念日だな」
クロム「創立記念日に舞踏会とは……改めてガルグ=マクとは凄いところなんだな」
ベレト「まぁ創立から千年近くたってるからな、伝統はあるんだ」
ミカヤ「じゃあイブはどうなの?」
ベレス「ごめん、姉さん、24と26は前後夜祭だからそっちもあるんだ」
シグルド「どちらもあるとは、本当に豪勢だな」
エリンシア「ふと疑問なのですがお兄様達はダンス、踊れますの?」
ベレト「踊れるぞ、というか教師が踊れなければ格好がつかん」
ベレス「と言っても学園に行くまでは父さんと傭兵生活で縁がなかったし、訓練したよ」
ベレト「マヌエラ先生、踊りには厳しい人だから大変だったな」トオイメ
ミカヤ「大変だったのね……でも二人とも美形だし、パートナーの誘いがひっきりなしじゃないの?」
ベレス「ベレトのところは、ヒルダとかレオニーとかフレンがお誘いに来てたね」
ベレト「良く見てるな、ベレスもシルヴァンやローレンツ、フェルディナントから誘われてただろう」
ミカヤ「あら、エーデルガルトちゃんとは踊らないの?」
ベレス「原則男女ペアなんだ」
ベレト(エーデルガルトが暴れだしそうなほど悔しがってたがな)
ミカヤ「それなら少し早めになるけど、23日以前に家でもパーティしましょうか」
ベレス「え、いいの?」
ミカヤ「勿論よ、せっかく帰ってきたのに、久しぶりに家のクリスマス雰囲気を感じるのも良いでしょ、皆も都合は付くわよ」
ベレト「だが俺達のために態々ズラして貰うのも申し訳ないな」
ミカヤ「こっちは大丈夫よ、ほぼ皆ね」
エリンシア(お嫁さんお婿さんいる子達はそっちでパーティ、お姉様もアイクの所ですしセリカちゃんも修道院のクリスマスイベントでしたし……リーフちゃんも、何とかしますわよね)
ベレト「そう言うことなら、楽しみにさせてもらおう」
ミカヤ「ええ、二人のためにご馳走、沢山用意するからね」
ベレス「楽しみにしてる」