オオクニヌシは出雲の神さまと思われていますが、各地に異名で祀っている神社が沢山あります。
オオクニヌシ(というかオオモノヌシ・オオナムチ)は地方の山岳信仰で祀られている神様の総称のようなもの――という側面があります。あくまで側面です。
ヤマト朝廷にとってオオクニヌシは征服したとはいえ強い影響力を持ち続ける出雲の神であり、各地の崇敬を集める地方神でもあります。
ニニギ命はオオクニヌシから、ハッキリ言って造り上げた日本国を「略奪」しました。
確かに円満なストーリーにはなっていますが、オオクニヌシの腹の底には溜まっていたのか、その後もちょくちょくと登場します。しかもタタリ神としてです。