出雲と言うと大国主命。
大国主はスサノオの子供(古事記では子、日本書紀では子孫)にして、国津神の元締め。日本をスクナヒコナと共に造りあげ、その後のニニギとの国譲りで太っ腹にも、交渉だけで納得するなど、懐の大きい神様。
また6人の妻を持つ艶福家――ようは浮気性ということ――で縁結びの神でもあります。しかし、その成立の経緯などを考えてみると中々奥が深い存在です。