>>603
ざっくり言うと、宋代頃から街角で語られる講談の定番だった三国志物語が
諸々経て、講談用のスクリプト+挿絵の三国志平話となり
それに最低限の史書との照合を行い小説化したのが元末明初の三国志演義
(毛本での完成は清代)なのですが、
元々、講談の中で、悪役曹操が敗れる場面は、大衆が大喜び、
拍手喝采する場面となっており、そうなると、曹操を破り追い詰めた張繍は
必然的に人気者になり、優れた武人、槍の名手のイメージがつくようになった。
演義には採用されてないが、演義成立前の元代の雑劇では、言わば民明書房的な
「後漢末にいた高名な槍の達人・童淵」なる人物が登場し、その三大弟子が
趙雲、張繍、張任とされている。

例の反三国志でも張繍with胡車児は蜀陣営と加わり主役側として活躍。
あと、タイトル忘れ、俺は未読だけど、近代に書かれた中国で人気の三国志小説でも
槍神イメージで書かれてるって聞いたことがあります