面接官「特技は無双乱舞とありますが?」
甄姫 「はい。無双乱舞ですわ。」
面接官「無双乱舞とは何のことですか?」
甄姫 「不協和音ですわ。」
面接官「え、不協和音?」
甄姫 「はい。不協和音ですわ。楽器を奏で、周囲の人間を殲滅させるのです。」
面接官「・・・で、その無双乱舞は当社において働くうえで何のメリットがあるとお考えですか?」
甄姫 「はい。我が君が褒め称えてくれますわ。」
面接官「いや、ワガキミさんとやらはウチにはいません。それに人に危害を加えるのは犯罪ですよね。」
甄姫 「でも、警察にも勝てますわ。」
面接官「いや、勝つとかそういう問題じゃなくてですね・・・」
甄姫 「モブ武将なら瀕死にできるんですよ。」
面接官「ふざけないでください。それに瀕死って何ですか。だいたい・・・」
甄姫 「死ぬ寸前という意味ですわ。あと一撃で・・・」
面接官「そういうこと言ってるんじゃないです。帰って下さい。」
甄姫 「あれあれ?怒らせていいのです?使いますわよ。無双乱舞。」
面接官「いいですよ。使って下さい。無双乱舞とやらを。それで満足したら帰って下さい。」
甄姫 「運がよかったな。今日は四武器を忘れたみたいだ。」
面接官「帰れよ。」