「う〜〜楽園楽園」
今楽園を求めて全力疾走している僕はサルベージを業とするごく一般的な男の子。
強いて違うところをあげるとすれば男に興味があるってとこかナ――名前は〇ックス。
そんなわけで第一低軌道ステーションの下層にある楽園にやって来たのだ。
ふと見るとアイオーンの前に一人の若い男が立っていた。ウホッ!いい男…
そう思っていると突然その男は僕が見ている目の前でモナドアーマーのホックをはずしはじめたのだ……
「やらないか」
そういえばこの第一低軌道ステーションはハッテン場の楽園があることで有名なところだった。
イイ男に弱い僕は誘われるままホイホイと楽園について行っちゃったのだ。

彼――ちょっとワルっぽい秘密結社イーラのナンバー2で〇ツと名乗った。
ホモ・同調もやりなれてるらしく楽園にはいるなり僕は素裸にむかれてしまった。
「よかったのか、ホイホイついてきて。俺はマンイーターだってかまわないで食っちまう天の聖杯なんだぜ」
「こんなこと初めてだけどいいんです…僕…〇ツみたいな人好きですから…」
「うれしいこと言ってくれるじゃないの。それじゃあとことんWP稼がせてやるからな」
言葉どおり彼はすばらしいトリニティ・プロセッサーだった。
僕はというと第三の剣に与えられる快感の波に身をふるわせてもだえていた。しかしその時予期せぬでき事が…
「うっ…!で、出そう…」
「ん?もうかい?意外に早いんだな」
「ち、ちがう…実はさっきからアンカーショットがしたかったんです。楽園に来たのもそのためで…」
「そうか…いいこと思いついた。お前俺の格納庫の中でアンカーショットしろ」
「えーっ!?格納庫の中へですかァ?」
「男は度胸!何でもためしてみるのさ。きっといい気持ちだぜ。ほら、遠慮しないで入れてみろよ」
彼はそういうと素肌にまとったモナドアーマーを脱ぎ捨て逞しい格納庫を僕の前につきだした。
「自分の格納庫の中にアンカーショットさせるなんてなんて人なんだろう…」
しかし彼の堅くひきしまったモノケロスを見ているうちにそんな変態じみたことをためしてみたい欲望が…

「それじゃあ…やります…」
「は…はいりました…」
「ああ…つぎはアンカーショットだ」
「アンカーショット!」
「いいぞ。腹のなかにどんどんはいってくるのがわかるよ。しっかり格納庫の扉をしめておかないとな」
「くうっ!俺も同じ気持ち…!」
この初めての体験はローリングスマッシュでは知ることのなかった絶頂感を僕にもたらした。
あまりに激しい快感にアンカーショットを出しきると同時に
僕の第三の剣は格納庫のアイオーン・デバイスの中であっけなく果ててしまった。
「ああーっ!!」
「このぶんだと、そうとうがまんしてたみたいだな。腹ン中がモナドサイクロンだぞ」
「はっ…はっ…」
「どうしたい」
「あんまり気持ちよくて…こんなことしたの初めてだから…」
「だろうな。俺も初めてだよ。ところで、俺のサーペント・デバイスを見てくれ。こいつをどう思う?」
「すごく…大きいです…」
「でかいのはいいからさ。ここままじゃディラトンチップが足りないんだよな」
「あっ…」
「今度は俺の番だろ?」

「ああっ!!」
「いいぞ…よくしまって吸いついてきやがる…!」
「出…出る…」
「なんだァ?今出したばかりなのにまた出すってのか?リキャスト絶倫なんだな」
「ちっちがう…!!」
「なにイ?ごっつ〇んこするもォ?お前俺を猛進のアルドランとまちがえてんじゃねえのか!?」
「しーましェーン!!」
「しょうがねえなあ。いいよ、いいよ。俺が栓しといてやるからこのまま出しちまえ。
 コアクリスタルまみれでやりまくるのもいいかもしれないしな!」
「え−っ!?」
――とこんなわけで僕の初めてのハッテン場体験はクソミソな結果に終わったのでした…