上手い作家は味方側キャラクターにも欠点をつけた上でちゃんと魅力的に描写するんだよな
ティアみたいにあれもこれもといわゆる長所や萌えポイントをごちゃごちゃつけて
さらに他のキャラクターの得意分野までティアもティアもといっちょ噛みしない

某漫画には、高貴で美しくクールで頭脳明晰なお嬢様がヒロインの一人として出てくるんだけど(イケメン金持ち文武両道な幼なじみつき)
そのイケメンから「人を上から判断していては友人は作れないよ」と指摘されて反省し
それまで小馬鹿にしていた女の子たちと仲良くなる話がある
外面ではクールに興味ないふりしつつ、内心自分の魅力が賛美されると鼻高々になる性格は変わらないんだけど
それを他の友人たちも理解していて適当に突っ込みつつ、デモデモダッテに太鼓持ちなんてことはしない
こういうキャラは、完璧に見えて意外と人間臭いところが可愛いなと思う
欠点なんてないんですー全部長所は独り占めで一番可哀想で悪いのは全部他のキャラなんですーなんてキャラ、全然いいと思えない
詰め込まれた長所も長所として活きてない