ホムラよりニアがレックスと結ばれるべき100の理由 その4 キャラクターの衣装編

【ホムラ】
ホムラの衣装は露出が多く、過度に突き出た胸のサイズには公開当初からやりすぎであるとの指摘を再三受けている。
特に海外では「女性蔑視」「ヒロインのボディで男を釣ろうとしている」との批判が強く
販売前から販促の大きな妨げになったのは間違いないだろう。
実際不自然に突出した胸部はプレイ中たびたび違和感を生じさせ
シリアスな場面も真面目に見る気をなくさせる等といったプレイヤーのゲーム体験を大きく損ねる一因になっている事は疑う余地がない。
また主人公に従順なホムラのその性格は「男にとって都合の良い女」を体現しているとの指摘もあり
1話でのレックスの呼びかけに「はい」「はい」と肯定を示す彼女の受け答えは、まさにそれを裏付けている。
また事例として顕著なのが2話冒頭の膝枕のシーンである。
出会って間もない主人公の目覚めを、太股を露出させた破廉恥な衣装での膝枕で出迎える。
この展開に違和感を覚えた人は多いようだ。
海外掲示板では「キャラクターの意思でなく、開発の都合の良い操り人形のようだ。彼女自身の意思が感じられず不気味にすら思える」
との投稿に多くの賛同者がついた。
この件に関しては「主人公のリビドーを触発し都合よく籠絡させる作戦なのではないか」との諸説があるが
いずれにせよ彼女がゼノブレイド2に悪印象を与える【最悪のヒロイン】であるという有識者たちの見解は動きそうにない。
(※余談だがあざとい声の演技は「まるでAV女優のようだ」と大手ゲームサイトの識者から批判を受けた)

【ニア】
一方のニアというサブヒロイン。
彼女はホムラとは対照的で全身が覆い隠された慎ましやかな衣装を纏っている。
天真爛漫なその性格はイメージカラーの黄色と非常にうまく調和されており、彼女こそがこのゲームの「光」であると感じさせる魅力を放っている。
名前だけ「ヒカリ」を冠する紛い物の露出狂ヒロインとは懸け離れた完成度の高さを窺わせる。
内から溢れ出る無限の魅力を醸し出すキャラクターニアにとって、性的欲求に訴えかける卑俗な衣装を纏う必要など皆無なのだ。
またこのテクストに対し、後半の衣装は露出が高いではないかと見当外れの批判を展開する浅薄な者が現れる事は想像に容易いので、今のうちに回答しておく。
ブレイドニアの衣装は確かに露出が多い。それを否定するつもりはないがホムラのように、エロで釣って人気を出そう、という浅はかで愚かな魂胆に起因するものではない。
ニアの衣装の移り変わりは彼女の心の変化を表した物であり、彼女の様々な抑圧・葛藤からの解放というテーマに基づいた物なのだ。
よってそのような指摘はフランシスコ・デ・ゴヤの『裸のマハ』を観覧し、「この絵は女性の裸体で注目を集めようとしている」と批判するに等しい愚行である。
主人公レックスは大した理由付けもないままホムラに惹かれ楽園を目指す事になる。
そこにキャラクターの意思はなく、ホムラの衣装と同様開発の思惑が介在している事は自明の理であり、これはゼノブレイド2において最大の過ちであると此処に断言する。
モノリスソフトがキャラクターの心情を優先する良心を持ち合わせているのであれば、今からでもレックスとニアの物語の製作に取り掛かるべきだ。
それこそが「エロブレイド2」の汚名を払拭する唯一の方法であるのだから。