まず羽入(13歳)が村の男に強姦される。その事を村長ほか村の有力者が知って、
それは流石にまずいってことで、羽入を蔵に閉じ込める。

羽入はそこで仕方なく暮らしていくが、
毎日食事を持ってくる男(A)とまた関係を持ってしまい、それが村の若い男達に知られる。
この男(A)は、羽入の前では善人ぶっていたが、実は悪党。「羽入が簡単にやらせてくれる」という噂を流した張本人。

そして、日替わりで村の若い男が羽入のいる蔵を訪れるようになる。
羽入は最初こそ拒んでいたが、人間の罪深さに絶望して、その穢れを払うべく、
自ら身体を男達の好きなようにさせる(ここから輪姦生活が始まる)。
毎日せっくすしまくる羽入。

月日は流れ、羽入(17歳)……村に新しくやって来た男(B)が、羽入のことを知り、蔵へ行く。
そこで、(見た目はまだ幼い)羽入を見て可哀相に思った男(B)が、羽入を蔵から連れ出す。
そして、2人は村から逃げようとするが、
それに気付いた村の男達が男(B)と羽入を捕まえ、拷問する。
男(B)は死に、羽入は「自分のせいだ・・・」と自分を責める。
その後、村人の言うことに従うようになる羽入。

羽入はいつの間にか身篭っていたので、娘(=桜花)を生む。
一人で桜花を育てる羽入(19歳)。
その間も、ときどき、村人に犯される羽入。
しばらく経って……桜花が10歳を過ぎた頃。 羽入(29歳)。
村の男達は桜花にも手を出そうとする。
というか、羽入が気付いたときには、桜花は押し倒されていた。
目の前で男に弄ばれる娘。
羽入は助けようとするが、男達に阻まれる。

半年ほど経ったある日。
羽入は娘と意を決して村を出て行こうとする。奇しくもそれは祭の日。
祭の最中、大きな火事を起こし、村人が混乱している間に出て行こうとする。
しかし、桜花は直前になって、「お母様、私は逃げません」と拒む。
呆然となる羽入。
どうやら、村の男の中に桜花の好きな人がいるらしい。
桜花は「ごめんなさい」と言い、その場を去る。
そして残された羽入は村を出て行けず、火事の犯人として、捕まる。

羽入は暗い気持ちを残したまま、牢で死んでいく……。

その後、羽入は古手神社を代々見守るオヤシロさまとして、
梨花がその存在に気付くまで、ただ村で起こる全てを見守っていた。  (完)