紫雲丸と第三宇高丸が何故ぶつかったのか。

対向船に出くわしたら、互いに右に舵を取って避ける決まりになっている。
※船舶は全世界右側通行に統一されている。

第三宇高丸は右に舵を取ったのだが、いきなり紫雲丸が左に舵を取ったため、
第三宇高丸の船首が紫雲丸の右舷に10ノットの速力で衝突してしまったといえる。
実は紫雲丸は以前にも沈没事故を起こしている。

大型船は急には曲がれないので、400メートル付近の船を避けようと思っても間に合わないこともある。