小町
「……キョンシーは教師で大丈夫なの?」

映姫
「不安極まりない」

小町
「ですよねー。
にしても、またイロモノな二人が来たわね〜」

映姫
「イロモノ?響子の方は毎朝門前を掃除してるし、挨拶もきっちり返す。生徒のいい手本じゃないですか。まったく、サボってばっかの誰かさんとは違いますわね」

小町
「さあ、誰でしょうね?あたいは少なくとも挨拶はしてるし、"最低限の"仕事はしてますよ〜?ねえ映姫様」

映姫
「あなたは心がこもってないような挨拶じゃないですか…あと、最低限って何よ…最低限って…」

小町
「な、何言うんですか…
そ、そんな事言ったら響子だって心こもってないと思いますよ?」

映姫
「?」

小町
「だって、山彦ですもん。この前試しに「こんばんわ」って朝言ったら「こんばんわ」って返したし、「【ピー】」って言ったら、まんま返してきましたよ?顔赤くしててかわいかったよ〜」

映姫
「………そうですか。確かにこもってないかもしれませんね。しかし、小町。
サボって、そんな事してる暇あるならちゃんと授業受けなさーい!!」

小町
「ご、ごめんなさ〜い」