もしFF4のセシルが女だったら
■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
ゴルベーザのセシル凌辱SSを投下させていただきます。
ドワーフのクリスタルルームでの一幕です。
よろしければどうぞ。
━━━
冷たいのか、それとも痛みによるものか。
否、身体にはわずかな傷もついてはいない。確かに先ほど戦った魔人形は手強かったが、その傷はすでにローザが癒してくれていたはずだ。
ならばやはり自分は凍えているのか。
小刻みに震える身体はまともに力を入れることも適わず、無様に地に膝をつきかろうじて倒れ伏さぬように剣で支えている。
ヤンは。カインは。ローザは。
あまりの事に混乱した頭は、まともな思考を展開できない。
頼もしい仲間たち。その三人ともが、冷えきった身体を床に投げ出し微動だにしていない。
「…ぅ、そだ…!」
絶望に打ち拉がれそうな己の心を叱咤する。だがその声は、信じられない程に弱々しかった。
涙が、溢れた。
ぱたぱたと、磨き上げられたクリスタルの床に雫が落ちる。
大切な仲間を失って悲しいのか。動けない自分が悔しいのか。
――それとも、眼前に立つ漆黒の魔人が憎いのか。
彼女――セシルは、涙を拭う事もできずに魔人を睨みつけた。
「――何を泣く」
鉛のような重い声が嘲笑う。
魔人、ゴルベーザが跪くセシルの銀髪を掴み、引き上げる。鋭い痛みに美しい顔が歪んだ。
「ぐっ…!」
「セシル。お前はここで何も為し得ず終わるのだ。地上も、地底も救うことなど出来ぬ。それは最早決定したこと。何を泣く事がある?」
残酷な事実が、セシルの胸を切り刻む。
仲間を失い、身体もまともに動かせず、彼女はこのまま嬲り殺しになる運命だというのか。
涙をなおも溢れさせながらも、セシルは自分を見つめる漆黒の仮面を睨むことしかできない。
「――気に食わぬな」
地を這うような低い声。
ゴルベーザはセシルの髪を鷲掴みにしたまま、まるで道具のように放り投げた。
「…っぐ、は…ッ!」
うつ伏せに床に転がる。首を動かす事もできないのでただ倒れたままだ。
「その目障りな誇り、恥辱に塗れさせてくれよう」
背後で、かしゃりと音がする。何の音なのか解らない。硬い金属が、次々と床に落ちる音が聞こえる。
「目を奪え、黒龍」
ゴルベーザに忠実な黒い龍が、尻尾を器用に操りセシルの顔に巻き付く。ちょうど目を覆うかたちになり、視界を奪われたセシルはいよいよ恐怖した。
がしゃん、と一際大きな金属音が鳴り響く。ゴルベーザが兜を脱ぎ落とした音なのだと気付いた瞬間。
――セシルは、乱暴に仰向けにされた。
「ぅ、あぁ!何を…するッ!」
何も見えない。身体も動かない。
セシルには、ただ喚く事しか許されなかった。
それはゴルベーザを悦ばせる事にしかならないが。
胸鎧を引き剥がされ、大きな胸が弾けるように露になる。
「や、やめろ!」
ひやりとした外気に胸が曝され、身体の上に何かが圧しかかるのを感じ、セシルの背に戦慄が走る。
「ふん…ずいぶんと立派なものだな」
小手を外した無遠慮な掌が、セシルの白く柔らかな胸に触れた。
「…!」
整った形を押し潰すかのように、乱暴に鷲掴み、揉みしだく。
「は、ぐ…ぃた、い…っ!」
愛撫、などという優しい動きなどではない。ただゴルベーザの興味を満たす為の暴力だ。
潰し、揉み、乳首を摘み上げる。
「ひ、ぅ…あ!」
人差し指と中指で乳首を挟み、ぐりぐりと刺激する。ただ痛いだけの感覚が、身体の奥底で何かを疼かせる。
「…ふむ?」
セシルの僅かな変化を感じとったゴルベーザが、乳首への刺激を続けた。
「ゃだ…!やめっ…!」
「――ほう、ここがいいのか」
「ちが…!ぁあ!あ…!」
くにゅくにゅと乳首を弄ぶ。淡い桜色の乳首が、やがてぷっくりと膨らみ色づいていった。
「これは敏感な事だな」
くつくつと喉の奥で笑いながら、ゴルベーザはセシルの乳首に吸い付いた。
「ッあ…!あ、ン…!」
まるで飴でも舐めるかのように、乳首を舌で転がす。ざらざらとした感触が、セシルを狂わせていく。
「やだ、やめて…!ぁは、う…!」
艶めいた声が、クリスタルルームに反響する。
何故、こんな事になっているのか。
地底のクリスタルを守るためにここに来たのではなかったか。
何故こんな、為す術もなく蹂躙されあられもない姿を曝しているのか。
セシルはわけもわからず泣いた。
黒龍に塞がれた隙間から、透明な雫が次から次へと流れてゆく。
「試練を乗り越えた聖騎士とやらも、この程度か」
更にセシルを打ちのめす為に、ゴルベーザは嗤う。
「仲間も守れず、世界も守れず、男に組み敷かれて悦ぶただの卑しい女よ」
残酷な言葉を投げ掛けながら、セシルの下半身から鎧と下着を剥ぎ取る。
脚を広げさせ、ささやかな陰毛に守られた秘部を剥き出しにした。
セシルは、朦朧とした意識でこれから何をされるのかを理解する。
だが身体は依然として動かない。恐怖のあまりに喉から引きつった息が漏れる。
「お前に相応しいものをくれてやる。――存分に喜べ」
めり、と。
いきり立つゴルベーザのまがまがしい男根が、セシルの中を押し広げて入ってゆく――。
「っぐ…ア!ああっ…!…か、は」
凄まじい痛みに息が止まる。
今まで経験したことのない激痛が内臓を突き抜けていく。
「ひ、ぁぐ…!…ぃ、て、抜いて…ぇ!」
がたがたと身を震わせながら、己を犯す男に哀願する。
「何を言っている。まだ先端が入ったばかりだ」
ぐぐ。ぎち。ぎちぎち。
無慈悲な声と共に、ますます異物が侵入してくる。
耐えられなくなったセシルは、錯乱したように泣き喚いた。
「いたい…!痛いぃいっ!あぁああ!あああ!やだぁああぁああ!!」
ぎりぎりと締め付けられた眼からはとめどなく涙が流れ、ゴルベーザが動くたびに悲鳴がほとばしる。
「やだ…こんなのっ…やだぁあ!う、うあ、あ…あ!!もう…許して、やめてよぉ…!んあ、ああぁあ!!!」
「――よい、声だ」
痛みに仰け反り、白い首筋に歯を立てる。
「もっと泣き叫べ。倒れた仲間たちにも聴かせてやるがよい」
ずぢゅ、ぐち、づぷり。
結合部から聞こえてくる卑猥な音。ゴルベーザの体温。動かない身体。仲間たちの無念。課せられた使命。自分の醜態。
「――ひ、あぁああ!あぁああああ!うあぁあああ…!!」
セシルの心が、ぐちゃぐちゃに掻き乱されていく。
「ァアア…あ、あぁああ…!…ぁ、たす…け…。…かい…ろぉ…ざぁ…助けて…痛い…よぉ…」
ゴルベーザの激しい動きに合わせ、がくがくと揺さ振られるセシル。痛ましい叫びが、だんだんと弱々しい嗚咽になってゆく。
「もう…やだ…痛いの、やだぁ…助けて、かいん…ろぉざ…痛い、やだ…」
「…腑抜けた、か」
腰の動きを止めぬまま、黒い魔人はただ泣き続ける哀れな娘を見つめた。
黒龍に視界を閉ざされたまま、幼なじみに届かぬ助けを求め続ける滑稽さ。
これが本当に己に立ち向かい続けた聖騎士なのか。
闇に染まった心に、奇妙な空虚が生まれたような気がした。
「…ふん、まあよい」
ゴルベーザは、昇り詰めるべく腰の動きを深くし始める。
セシルがびくびくと痙攣しながら悲鳴を上げるが、もはや興味を失ったようにただ己の欲望の為に動く。
「ぅう!あ、あああ!ひ、あ、あぁあ――ッッ…!!」
かすれたセシルの悲鳴。
ゴルベーザは硬直するセシルの喉元を圧し掴み、彼女の中へと吐精した。
引き抜いた弾みでごぽり、と胎内から精が漏れる。白い液溜まりが床を汚していく。
セシルは、気を失っていた。
荒い呼吸を繰り返しながらも、何の反応もしない。
「…ふん」
ゴルベーザは、軽く息をつくと彼女の眼を拘束していた黒い龍に目配せをする。
「ご苦労」
しゅる、と黒龍の姿が掻き消えた。
ゴルベーザは、解き放たれた彼女を跨ぎ歩みを進め、台座に安置された闇のクリスタルを手にした。
もはやこの場に用は無い。後は封印された洞窟に眠る、最後の闇のクリスタルさえ入手すれば望みは叶う。
ゴルベーザは、倒れ伏したままのカインを見た。続いてローザを。そしてヤンを。
限りなく衰弱してはいるが、命を奪ったわけではない。じきに気が付く。今のうちに始末した方が得策だ。
だが、――ゴルベーザの視線は汚されたままのセシルから動かない。
「まあ、よい。目覚めた頃には、全てが手遅れだ」
その時の、彼らの絶望を眺めるのも悪くはない。ゴルベーザはそう思い直した。
立ち去る寸前、屈み込んでセシルの顔に触れた。
泣き腫らしたまぶたは真っ赤に染まっており、見てられない程に痛ましい姿だった。
ふわふわとした銀の髪が、ゴルベーザの指に絡まる。
意識を失ったままのセシルの上体を抱き上げる。
「……」
その唇に、ゴルベーザは己の唇を重ねた。
柔らかな感触。微かな鉄の味は、声を抑えようと唇を噛み切った故か。
舌でその傷口を探り当てると、慈しむように舐める。
「…セシル」
唇を当てたまま、彼女の名を呼ぶ。当然返事はあるはずも無い。
「――何をしているのだ、私は」
ゴルベーザは自嘲しながら立ち上がると、静寂が支配するクリスタルルームを後にした。
了 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています