一応おおざっぱに補足すると
747-400 の FMS(Flight Management System)は

2台のFMC(Flight Management Computer)
3台のCDU(Control Display Unit)
3台のFCC(Flight Contorl Computer)

から構成されている、いわゆるオートパイロットとしてLAND3モードを
司るのは、FCCね。このFCCは全く同じ機能の物をLeft Center Right と3台積んで
あるんだけど、内部のエンジニアリングがそれぞれ異なっていて、同じエラーで3
台が同時に停止しないように設計されていて、冗長化されてる。
(例えばLAND3モードでアプローチ中にFCCの内1つがFail(故障)しても、自動的に
LAND2に切り替わりアプローチを継続できる(Fail-Operational))。

自動着陸を行うためには最低でも1台の正常なFMCからの情報が2台のFCCによって
処理され、制御が冗長化されることが必要になる。つまりLAND2が自動着陸の最低
機上条件。

従って、APPをプッシュした場合、LAND3に移行するのは>>42の通り747-400では
ノーマルなオペレーション。そしてFCCが故障しない限り、意図的にLAND2にするこ
とはできない。尚、3台中2台のFCCが故障すればNO AUTOLAND がEICASに表示され
自動着陸の機上条件は満たされない。

※おそらく>>41は、Level-D B767設定の「AFDS automatic multi-channel」がOFF
なのだと思われ。これだとAPPをプッシュしても、自動的にLAND3にはならず、パイロ
ットが自分で残りの2系統のFCCをオンラインにしないといけない。