一部引用

それにしても、家庭用ゲーム機ユーザーと同じように、独逸機の特性を理解していない
日本人がたくさんいることを知って、こころが寒い思いをした。
「2チャンネル」に「ドイツ機はクソ」などと書き込みをしている人たちだ。人は自分と
いう物差しでしか他人を測ることができないといわれるから、エネルギー空戦理論に基づく
BnZ機動などを見ると、そんな立派なことをやれるはずがない、だからチート機を使っているにに
違いないということになるのだろう。

速度を犠牲にして敵機に向けた照準は自分に戻ってくることにいつか気づくだろう。
「ドイツ機はクソだ」とわめいている人たちには、かわいそうな人たちだと思うが
許せないと思うのはI-16やハリケーンでぐるぐる回っているだけなのにもかかわらず、
エースパイロット気取りのメッセージを2チャンネルなどに書き込んでいる人間だ。
「愉快犯」というのだろうが、しょせんはストラテジックシチュエーション(戦略的状況)
に目を向けずゲーム性に埋没しただけのお調子者でしかないことに、
なぜ気づかないのだろうかと思う。

来週のコラムのタイトルは「独逸機の名誉回復を喜ぶ」となるように祈りたい。

引用
ttp://www.asahi.com/column/aic/Mon/d_drag/20040412.html