田舎の港に繋がる小さな橋を渡るとき、救急車とすれ違う。橋の下では警官が数人集まってた。
港に降りると警官たちはもう撤収の最中。
何かあったのかと訊くと地元のお婆さんが土左衛門になって見つかったとか。 

ああ、あの救急車がそうか。せめてもと合掌する。

警官が引き上げたあと、予定通り釣りを始める。
フッコが掛かりランディングのために堤防の階段を下りた。
そこにはまな板に乗ったグレと包丁が。

ああ、お婆さん、海辺で魚を捌いてときに海に転落したんだなと。
それにしても、まな板の上のグレが50cmくらいあって嫉妬した。