「武士道とエ口ス」 氏家幹人 講談社現代新書
男どうしの恋の道、衆道は“武士道の華”
美少年の争奪、衆道敵討、義兄弟の契り。
おとこたちの愛と絆を通して日本男性史を書きかえる。
戦国時代から大正時代までの男性同性愛に関する文献を集めて解説した本です。
日本はこんなにもホモ文化が栄えていた国だったのかと、目うろこ間違いなしの1冊です。
とくに薩摩や土佐あたりの風習がすごい。すごすぎます。
現在の大河ドラマ「新選組!」で、これから薩長同盟なども出てきますが、「そりゃあ、キミ達、お互いに趣味嗜好が似ていて、よくよくわかりあえただろうね」と、この本を読んだら、妙に納得してしまいました。
薩長同盟は土佐藩出身の坂本龍馬の仲介によって、薩摩藩と長州藩が手を結んだ歴史的出来事ですが、その三国の似ている趣味嗜好とは、もちろん男が大好きということ(笑)
その同盟って、ホモ愛好同盟なんじゃないの?と思うくらい、ホモホモしたお国柄です。
ホモなお国柄を示す風習としては、薩摩や土佐では、少年が成長してくると、父兄や母が
しかるべき年長者の武士に少年の保護を託す習慣があったそうです。
保護というのは義兄弟になるってこと、ぶっちゃけ肉体関係を結ぶということだそうで・・・。
家族公認でホモ縁結びとは、すごいなぁ。
一番驚いたのは、土佐ではホモ嫌いの少年がいたら、有志が集まってその少年の家に押しかけ、強姦するというくだりでした。
そしてその間、家族のものは、少年が隣室で若者たちに犯されていても、顧みないそうです。(146ページ参照)
息子が男達に犯されてるのに、「風習だからね・
息子が男達に犯されてるのに、「風習だからね・・・」と、見て見ぬふりっすかー!!!
土佐の風習、鬼畜すぎる。土佐こわい。キング・オブ・ホモの国だ〜!!!