「目を剥(む)く」は、怒ったり驚いたりしたときに大きく目を見開くといった意味。

一般的に釣り上げられた魚の目は生きている時は、やや下を向くなどの表情を持って
いるのだが、死ぬと「あがる」と言って、目が平面的に見開かれたような状態や、
魚によっては、やや跳び出したような状態になる。画像見てみ。

それで、だらりとのびた魚体の中で目だけが怒ったようにカッと見開かれている
不気味さを表現するために、比喩的に使ったつもりだったんだが、素直に
「大きく目を開けた状態で」と書いたほうがよかったかな。