20年くらい前に長野の山奥に友達と渓流釣りへ行った時、1日じゃ源流まで登れないからテント持って行って泊まったんだけど、朝の4時過ぎくらいの薄暗い時間に目が覚めて焚き火でもおこすかと思ってテントの外に出た。
気配というか違和感というか、そんなのを感じて見てみると、対岸の大木の根元、テントから距離にして20mくらいの所に学生服のような白いカッターシャツを着た中学生くらいの子が2人立っていた。
内心めちゃくちゃ驚いてたけど、軽く会釈したらこっちを覗き込むように2人して首を前に突き出してきた。
周辺には村や民家どころか道すら無いし、ましてあんな服装で来れる場所でもない。
すぐにテントに戻って友達を起こして、なんか子供がおるぞ、気味悪いわと言ったら、え?うそやろ?と言いながら恐る恐る2人で外を見てみたけど誰も居なかった
友達にはビビらそうとするなよと怒られたけど、確かに見た。あれは怖かった。