「免除する」という言葉の意味を冷静に考える必要があるな。

試験を課すまでもなく、実力が担保されてると制度的に考えられてるから「免除」
なんだよ。すなわち、院もOBも上位互換だというのが法の建前。

実質的にどうこうってのはナンセンスだな。司法試験には会計もないし、税法は
選択科目だから、弁護士に税理士の資質があるとは考えられんけど、制度的には
上位互換。公認会計士も会計は税理士より上だけど、税法は税理士試験の足元に
も及ばんが、制度的には上位互換。

院も、修士論文のテーマとして検討した部分だけマニアックに詳しいかも知れん
が、多税目を横断的に勉強してるとは限らん。でも、制度的には上位互換。
OBは、実務的な手続上のことは詳しいかも知れんが、専門的な知識の有無は全く
無担保。でも、制度的には上位互換。

社会ってのは、そういうもんなんだよ。
大学受験だって、入試の制度で合格難度は変わるが、入学して卒業すれば、入試
形態なんて全く評価されない。一律に同一評価。

そんな社会が嫌なら、野生に還るしかないな。