ウェルニッケ・コルサコフ症候群
アルコールを長期間飲み続け、食事を殆ど摂らなかった際に発症します。ビタミンB1欠乏による脳神経障害です。歩けなくなった状態で発見される場合がかなりあります。ウェルニッケ症候群は、意識障害・歩行障害・眼球運動障害・多発性神経炎が起こります。コルサコフ症候群では、見当識障害(場所・時間・人物などが分からない)・記銘力障害・作話などがみられます。治療としてビタミンの大量投与を行いますが、一度、発症してしまうと回復が困難な場合が多く、認知症状態が持続します。