0814金持ち名無しさん、貧乏名無しさん (ワッチョイ 1924-nr3a [36.240.127.14])
2024/05/18(土) 18:02:50.15ID:r45AStzn0つまり、潜在供給量に需要が追い付かず、逆に需要が潜在需要に届いてしまっているような状態では、物価の主導権は需要にあり、物価を決定するのはもっぱら需要であって、供給ではない。
他方、潜在供給量に需要が追い付いてしまい、供給が潜在供給量に届いてしまっているような状態では、物価の決定権は供給側に移ってしまうだろう、とそう言っているんですよ。
要するに、需要と供給とどっちが「無い袖は振れない」状態なのか?それが物価決定の主導権を決定してしまうだろう、とそういうことです。
ただし、主導権と言っても、それは自覚的、意識的な主導権ではないんですよ。
経済はそんなに単純じゃないからです。そこは勘違いしないようにしてください。
需要が潜在需要に追い付いておらず、需要に余裕がある場合、需要サイドでは不買協定でも結ばない限り、買い控えは起こりません。
つまり、これは需要サイドが買い控えを。起こしたくても起こせないということです。
他方で、その時、供給は潜在供給量に達していることが予想されますので、供給制限を自然に行ってしまうことになります。
制限を起こそうとしているわけではなく、自然に起こしてしまうことになるのです。
つまりこの状態では、物価決定の主導権は、自覚的ではないものの供給サイドにあると言えるのです。
逆に、供給が潜在供給量に追いついておらず余裕がある状態では、供給力が余っているのですから、需要が潜在需要に達していると予想されますので、価格が上昇すると需要は買い控えを始めます。
結果、その買い控えによって価格は下がってしまい、つまりこの状態での物価の主導権はこれも自覚的ではないが需要サイドにあると言えるのです。
現在は、需要が潜在需要に達してしまっており、供給は潜在供給量に届いていない状態ですので、したがって、物価決定の主導権は需要サイドにあると言えるのです。
別に難しいことは言ってないんですが、何がそんなに分からないのでしょうか?